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●カーメン・マクレエ / グレート・アメリカン・ソングブック VOL.1 / WPCR-27901 / CD / 952円+税
タイトルどおり、おなじみのアメリカン・スタンダード曲を中心に、カーメン・マクレエが円熟した表現を聴かせてくれる。
まもなく50歳を迎えようとしていたカーメンのヴォーカルはますます深みを増して、
並みのシンガーたちの及びもつかない境地に達している。ロスにある瀟洒なクラブ“ダンテ”でのライヴで、
この店の常連だったギターのジョー・パスをはじめとする名手たちの、一体となったサポートぶりも素晴らしい。


●カーメン・マクレエ/ グレート・アメリカン・ソングブック VOL.2 / WPCR-27902 / CD / 952円+税
「VOL.1」に続くもので、もともと2枚組LPで出たものの後半部分である。
CD化にあたっては8曲が追加収録されていて、それらもすべて本アルバムで耳にすることができる。
スウィング・ナンバーでの圧倒的なリズムへのノリと、バラードに聴かれる豊かな表情。
カーメン自身が“もっとも満足できたセッション”と言っている本ライヴ。
どんな曲も100%カーメン・マクレエの解釈で歌いこなしてゆくのが最高だ。


●モダン・ジャズ・カルテット WITHザ・ニューヨーク・チェンバー・シンフォニー / スリー・ウィンドウズ / WPCR-27903 / CD / 952円+税
久しぶりにアトランティック・レーベルへ戻ったMJQが87年、ニューヨーク室内交響楽団と共演して吹き込んだアルバム。
タイトル曲は映画『大運河』のためにジョン・ルイスが書いたオリジナルで、
ここではルイス自身の手によって新たなオーケストラ・ヴァージョンに改訂されている。
ほかにも室内楽とのコラボレイションが新鮮な〈ジャンゴ〉の再アレンジや、
3つのパートからなる〈ドゥブロヴニクの一日〉など、聴くべきものが多い。


●モダン・ジャズ・カルテット / デュークに捧ぐ / WPCR-27904 / CD / 952円+税
MJQのリーダーだったジョン・ルイスにとってデューク・エリントンは敬愛し続けてきた偉大なミュージシャンだった。
そんなエリントンに捧げて吹き込まれた88年の作品。
ルイス作〈デュークに捧ぐ〉とミルト・ジャクソンが書いた〈マエストロ E.K.E.〉を除くと、すべてエリントン・ナンバーばかり。
精緻をきわめたエリントン・メロディーを、ひと味ちがうジョン・ルイスの室内楽的なアレンジで楽しむことができる。



●ジョン・ルイス / エヴォリューション / WPCR-27905 / CD / 952円+税
端正な魅力をはなつジョン・ルイスのソロ・ピアノ。そんなルイスの音楽の真髄にふれる思いのする99年の作品である。
おなじみ〈ジャンゴ〉や〈アフタヌーン・イン・パリ〉、〈2度東、3度西〉などのオリジナルが、
いかにもルイスらしい典雅なピアノ・タッチで演じられてゆく。
他の有名なスタンダード・ナンバーでの、簡潔な美しさをもった解釈も素晴らしい。
いっさいの贅肉がそぎ落とされた、ルイスのエッセンスと呼べるような作品。



●ミルト・ジャクソン / ビ・バップ / 国内初CD化作品 / WPCR-27906/ CD / 952円+税
ビ・バップの名曲ばかりをとりあげて、ミルト・ジャクソンが名人芸を発揮してみせている。
40年代半ばからビ・バップの世界に身を置いて活動をおこなってきたミルト・ジャクソンにとって、
これらのナンバーは彼の音楽活動の原点だったと言っていい。
やはり大ベテランのJ.J.やジミー・ヒースを加えての演奏は、リラックスした中にもバップの厳しさのようなものが底流にある。
まさしく筋金入りのバッパーたちの共演が素晴らしい。



●ミルト・ジャクソン / レヴァレンス / WPCR-27907 / CD / 952円+税
スウィンギーな魅力をはなつミルト・ジャクソンのカルテットを軸に、
6名のブラス・セクションやストリングスを加えたゴージャスなアルバム。
編成は大きいものの、ミルトのヴァイブはリラックスして、心地よくブルージーな魅力を発散してみせている。
ミルトのオリジナル4曲にスタンダード曲もまじえた構成。
とくにスローなボッサ・ビートに乗せた〈マスカレード〉やバラード曲での珠玉の響きが、どこまでも心にしみわたる。


●ミルト・ジャクソン / プロフェット・スピークス / WPCR-27908 / CD / 952円+税
ベテランならではの風格あふれるミルト・ジャクソンのプレイの魅力をよく味わうことのできる、くつろいだセッションである。
デビュー間もなかったテナーのジョシュア・レッドマンが6曲に参加。
さらに大ベテラン歌手のジョー・ウィリアムスも3曲に加わってセッションに花を添えている。
タイトル曲はミルトの自作になるブルージーなナンバー。
この演奏を筆頭に、どの曲でもミルトが圧倒的な魅力をふりまいてみせている。


●ケニー・ギャレット / プリズナー・オブ・ラヴ/ WPCR-27909 / CD / 952円+税
アトランティックと契約を結んだケニー・ギャレットによって89年にリリースされた、このレーベルからのファースト・アルバム。
メローな感覚あふれる冒頭の3曲や、ギャレット自身がすべてをオーヴァーダビングして作り上げた3つのトラックなど、
多彩な才能が発揮された作品に仕上がっている。ファンキーな〈ビッグ・オル・ヘッド〉、〈フリー・マンデラ〉に
マイルス・デイヴィスが参加しているのも注目されるところだろう。


●ケニー・ギャレット/ アフリカン・エクスチェンジ・スチューデント / WPCR-27910 / CD / 952円+税
「プリズナー・オブ・ラヴ」に続くセカンド・アルバムでは、ケニー・ギャレットが
ジャズの王道をゆくストレート・アヘッドなプレイを繰りひろげている。
豊饒なトーンとともにエモーショナルな情念をほとばしらせ、目のさめるように鮮やかなプレイを繰りひろげてゆくギャレット。
エルヴィンやロン・カーターをはじめとする豪華なサポート・メンバーにも注目されたい。
いやが上にも胸が熱くなるような感動をおぼえる1枚である。



●ケニー・ギャレット / ブラック・ホープ / WPCR-27911 / CD / 952円+税
さらに表現に対する自信を深めていったケニー・ギャレットによる92年の作品。
1曲を除いてオリジナルばかりで占められている本作でも、ギャレットは快調!
フレッシュな精鋭メンバーばかりを従えて、朗々とサックスを吹きまくっている。
自身が推進力になって、ぐいぐいリズムにノリまくってゆくのが本当に凄い。3曲にベテランのジョー・ヘンダーソンが参加。
個性的なソロを繰りひろげてゆくのも聴きものになっている。


●マーク・ターナー / マーク・ターナー ★ / WPCR-27912 / CD / 952円+税
もっとも注目すべきテナー・プレイヤーのひとりに成長をとげたマーク・ターナーが95年に吹き込んだ、
ワーナーからの初リーダー作である。敬愛し続けてきたジョン・コルトレーンの〈26-2〉、
ウォーン・マーシュからの影響をつよく思わせる〈32丁目東317番地〉や、オーネットの〈キャサリン・グレイ〉。
ダークなトーンとうねるようなフレージングに、したたかな個性が感じられる、鮮やかなメジャー・デビュー作になっている。



●マーク・ターナー / イン・ディス・ワールド ★ / WPCR-27913 / CD / 952円+税
ブラッド・メルドーやブライアン・ブレイドをはじめ、
キラ星のごときメンバーたちを加えてのマーク・ターナー、ワーナーからの第2作である。
全9曲中6曲がターナーによって書かれたオリジナルで、タイトル曲をはじめ一聴とらえどころのないフレーズの連射が、
ターナーならではの熱い情念の噴出を感じさせる。
ビートルズのアルバム「リボルバー」に含まれていた〈シー・セッド・シー・セッド〉の個性的な解釈も、とても興味深い。


●サイラス・チェスナット / レヴェレイション / WPCR-27914 / CD / 952円+税
トップ・ピアニストとして大きな評価と名声を得ているサイラス・チェスナットが、
93年にアトランティックと契約して吹き込んだ第1弾。伝統を大切にしながらも、
さまざまな音楽的アイディアや技法を盛り込んで展開されてゆくチェスナットの演奏が、
それまでのジャズ・ピアノにはなかったフレッシュな印象を与えている。
全11曲の大半がチェスナットのオリジナルで、溢れんばかりの彼の才能が存分に示された作品になっている。


●サイラス・チェスナット / ビフォー・ザ・ドーン / WPCR-27915 / CD / 952円+税
「レヴェレイション」に続くアトランティックからのセカンド・アルバムで、
ここではチェスナットがいっそう豊かで多彩な表現を繰りひろげてみせてゆくのが印象にのこる。
哀愁を帯びたテーマが美しい〈センチメンタリア〉。コルトレーンへのアプローチをみせた〈ステップス・オブ・トレーン〉。
さまざまなタイプのオリジナルが、いずれもしっかり芯の通ったチェスナットならではの個性に貫かれているのが、とても素晴らしい。



●ジェームス・ムーディ / ヤング・アット・ハート(国内初CD化作品) / WPCR-27916 / CD / 952円+税
ベテラン・サックス奏者が、フランク・シナトラのレパートリーばかりをとりあげて演奏した96年の作品。
バップ期から活躍してジャズの酸いも甘いも噛み分けてきたムーディのプレイは、シナトラの歌唱そのもののように温かくて奥深い。
トレードマークのスキャットをまじえたタイトル曲の〈ヤング・アット・ハート〉。
生涯にわたって現役をとおしたジェームス・ムーディのしみじみとした表現に心打たれる一作である。



●オーネット・コールマン / 世紀の転換 / WPCR-27917 / CD / 952円+税
「ジャズ来るべきもの」によって、ジャズ界に大きな衝撃を与えていったオーネット・コールマン。
そんなオーネットのアトランティックからの第2弾で、メロディー、ハーモニー、リズムのすべてに新しい概念をとり入れた
オーネットの考えがグループの隅々にまで投映されている。大胆な〈世紀の転換〉や〈フリー〉、伝統を感じさせる〈ランブリン〉、
〈バード・フード〉など、さまざまタイプの作品が収められている傑作アルバム。



●ローランド・カーク / レフト&ライト / WPCR-27918 / CD / 952円+税
演奏時間が20分近くにも及ぶ大作「エクスパンションズ」。ストリングスやアリスのハープまで加えた大編成アンサンブルは、
エリントン~ミンガスを思わせるどろどろしたサウンドをもつもので、カークをはじめペッパー・アダムスらのソロが炸裂する。
他の小品と呼べる演奏も、強烈なカークの個性に塗りたくられているものばかり。
伝統に立脚しながらも、唯一無二の個性をふりまいてゆくカークのプレイに酔うことのできる一作である。



●ローランド・カーク / ナチュラル・ブラック・インヴェンションズ:ルート・ストラタ / WPCR-27919 / CD / 952円+税
ここでのローランド・カークは、いっさいのオーヴァーダビングをおこなうことなしに
ワン・マン・プレイを繰りひろげてみせている。曲によってコンガやピアノが加わるほかは、すべてカークのひとり舞台。
複数の管楽器を同時に操りながら、彼のもっている音楽の内面を暴き出してみせるような演奏が続けられてゆく。
アトランティック時代のローランド・カークのアルバムの中にあっても、もっとも異彩を放つ1枚といえる。



●ローランド・カーク / ブラックナス / WPCR-27920 / CD / 952円+税
ビル・ウィザーズのヒット曲〈エイント・ノー・サンシャイン〉の最高にエモーショナルな表現。
他にも〈ホワッツ・ゴーイン・オン〉や〈マイ・ガール〉など、モータウン・ソウルのヒット曲がとりあげられているものの、
やはりカークの演奏は単なるカヴァーなどという言い方をはるかに超えた凄みをもって迫る。
スピリチュアル曲〈丘の上に十字架たつ〉がもうひとつのハイライト。
ポップな中に盛り込まれたカークの巨大な個性に圧倒されるアルバムである。



●エディ・ハリス / カモン・ダウン(国内初CD化作品) / WPCR-27921 / CD / 952円+税
エレクトリック・サックスを手に独自のジャズ~ソウル路線を突き進んでいったエディ・ハリスによる70年のアルバム。
ポップ感覚あふれるジャケット・デザインもさることながら、この時代のハリスのノリはじつに独特のものがあって、
ほとんどの曲がオリジナルで占められた本作でも、目いっぱいユニークなグルーヴをふりまいてみせている。
ファンキーな〈リヴ・ライト・ナウ〉が、とくに楽しい聴きものになっている。


●エディ・ハリス / フリー・スピーチ(国内初CD化作品) / WPCR-27922 / CD / 952円+税
あの「スイス・ムーヴメント」と同じ時期にシカゴのスタジオで吹き込まれたアルバムで、
ハリスはエレクトリック・サックスとともに、リード付きのトランペットも吹いている。
心地よいグルーヴから電気楽器が圧倒的な効果をあげてゆく〈ウェイト・プリーズ〉。
前代未聞のトランペット・トーンもハリスならではのものがあって、
さまざまなサウンドの可能性を追い求めてゆこうとするハリスの意欲がよく示されたものになっている。


●ユセフ・ラティーフ / ハッシュ・ン・サンダー(国内初CD化作品) / WPCR-27923 / CD / 952円+税
“静けさと雷鳴”というタイトルどおり、静と動、安らぎと激情といった表現の要素が巧みに配列されているユセフ73年のアルバム。
ケニー・バロンの初期の名作〈サンセット〉をはじめ、バロンのオリジナルが4曲含まれているのにも注目。
〈ヒズ・アイ・イズ・オン・ザ・スパロウ〉のようなゴスペル・ナンバーは、ユセフ・ラティーフにとってのルーツそのものなのだろう。
ユセフの精神性を強く感じさせる異色の一作である。


●ジョー・ハリオット=ジョン・メイヤー / インド・ジャズ・フュージョンズ / WPCR-27924 / CD / 952円+税
「インド・ジャズ組曲」を発表して大きな注目をあつめたアルト・サックスの鬼才ジョー・ハリオットと、
インド生まれのヴァイオリン奏者のジョン・メイヤー。さらにジャズとインド音楽の融合を深めていった
ダブル・クインテットのユニークな響きを、ここに聴くことができる。17分を超える長尺の〈パルティータ〉、
さまざまにサウンド・カラーが表情を変えてゆく〈ムルタニ〉をはじめとする唯一無二の世界がここにある。


●ハービー・マン / ストリング・アルバム(国内初CD化作品) / WPCR-27925 / CD / 952円+税
ゴージャスなストリングスをバックに配して、ハービー・マンがのびやかなフルート・プレイを聴かせてくれるアルバム。
イギリス人シンガーのルルが歌って大ヒットした〈いつも心に太陽を〉(To Sir, With Love)、
ドノヴァンがヒットさせた〈霧のマウンテン〉などにオリジナルも3曲加えたアルバム構成。
イージー・リスニングというだけでなく、ジャズ・プレイヤーとしてのマンの個性が強烈に発散されている1枚である。


●ハービー・マン / プッシュ・プッシュ / WPCR-27926 / CD / 952円+税
デュアン・オールマンをはじめコーネル・デュプリー、デヴィッド・スピノザ、リチャード・ティーら
強力メンバーが生み出す極上のグルーヴに乗って、ハービー・マンのフルートが軽やかに躍動する。
レパートリーもマーヴィン・ゲイ、アレサ・フランクリン、ブレッドなどのヒット曲が中心。
そしてレイ・チャールズ〈ホワッド・アイ・セイ〉を演じているのが、いかにもアトランティック育ちのマンらしいところである。


●ショーティー・ロジャース / フォース・ディメンション・イン・サウンド(国内初CD化作品) / WPCR-27927 / CD / 952円+税
“ステレオ・ワークショップ・シリーズ”としてリリースされたアルバムで、
西海岸で活躍したトランペッター、ショーティー・ロジャースが同地のトップ・プレイヤーばかりを率いて制作した62年の作品。
モノラルからステレオ・レコードへの移行期で、ステレオ効果のためのショウケースというべきアレンジがほどこされている。
もちろんメンバーたちの良いソロがフィーチュアされていて、音楽的にも充分に楽しめる作品になっている。


●ステップス・アヘッド / ステップス・アヘッド / WPCR-27928 / CD / 952円+税
マイク・マイニエリを中心に編成されたジャズ=フュージョン界のスーパー・グループ“ステップス・アヘッド”による、
エレクトラ・ミュージシャンからの第一作である。メンバーたちが意欲的なオリジナルを持ち寄るとともに、
即興プレイのスリルを追及していった“ステップス・アヘッド”の演奏は、メローなフュージョンが流行していた時代にあって、
ひときわ印象深いものがあった。そんなグループの真価を味わうことのできる1枚。


●ライオネル・ハンプトン / センチメンタル・ジャーニー(国内初CD化作品) / WPCR-27929 / CD / 952円+税
スウィング時代から大活躍したライオネル・ハンプトンによってアトランティックへ吹き込まれたアルバムで、
歌手のシルヴィア・ベネットが大きくフィーチュアされている。ベネットはハンプトンによって認められたと言ってもいいシンガー。
もともとポップ的な要素を強くもっていたが、ここでは古くからのスタンダード曲を中心に見事にジャジーに歌いこなしてみせている。
87年のグラミー賞にもノミネートされたアルバムである。


●リーバー=ストーラー・ビッグ・バンド / ヤケティ・ヤック(国内初CD化作品) / WPCR-27930 / CD / 952円+税
“ハウンド・ドッグ”“監獄ロック”や“カンザス・シティ”などのポップ=ロック・ヒット曲を多く手がけた
名ソングライター・コンビ、ジェリー・リーバーとマイク・ストーラーによる唯一のビッグ・バンド・ジャズ・アルバムである。
メンバーにはフランク・フォスターやハンク&サドのジョーンズ兄弟をはじめ、ベイシー楽団からも多くが参加。
ロック曲を素材にしながらもジャジーなノリが楽しめる好アルバムになっている。


●デューク・エリントン / グレート・パリ・コンサート VOL.1 / WPCR-27931 / CD / 952円+税
多くの成果をおさめたデューク・エリントン楽団63年のヨーロッパ・ツアーのうち、
4日間にわたるパリでのステージから選曲されたアルバム。LPでも2枚組としてリリースされた作品の前半では、
バンドに復帰したばかりの名トランペッターをフィーチュアした〈コンチェルト・フォー・クーティ〉や、
サックス・ソリが圧巻の〈アスファルト・ジャングルのテーマ〉、
さらに4つのパートからなる〈木曜組曲〉などが大きな聴きものになっている。


●デューク・エリントン / グレート・パリ・コンサート VOL.2 / WPCR-27932 / CD / 952円+税
「グレート・パリ・コンサートVOL.1」に続く本アルバムでも、創意を凝らしたエリントン・ミュージックの神髄が味わえる。
“ハーレムの叙情詩”とも呼べる〈トーン・パラレル・トゥ・ハーレム〉は14分にも及ぶ大作。
CD化に際して加えられた多くのオリジナルLP未収録曲は、いずれもデューク・エリントン楽団の代表的なヒット・ナンバーばかりで、
エリントン芸術のすべてを俯瞰することのできるような内容になっているのが素晴らしい。


●メイヴィス・リヴァース / メイヴィス・リヴァース・ミーツ・ショーティー・ロジャース(国内初CD化作品) / WPCR-27933 / CD / 952円+税
「メイヴィス」、「メイヴィスとスウィング」に続いてメイヴィス・リヴァースがリプリーズにのこした、もう一枚のアルバム。
のびやかで陽気なリズムへのノリは、西サモア生まれという彼女のルーツと無関係なものではないだろう。
スウィンギーなナンバーを中心にした本アルバムには、そんなメイヴィスのカラーがひときわよく出ているように思う。
ロジャースの好プレイがいっそうの花を添えているのは言うまでもない。


●クリス・コナー / アイ・ミス・ユー・ソー / WPCR-27934 / CD / 952円+税
ビルボード誌のヒット・チャートにもランク・インしたタイトル曲の〈アイ・ミス・ユー・ソー〉。
シングル盤としてリリースするために吹き込まれたセッションをあつめたもので、
全体的にはポピュラー的な色彩が出ている作品であるものの、クリスの歌の上手さはやはり格別のものがある。
クールな歌声で綴られる魅力的なナンバーの数々。あまり注目されなかった作品ではあるが、
絶頂期のクリスがのこした“隠れ名盤”の1枚になっている。


●ラヴァーン・ベイカー、クリス・コナー、ハービー・マン、ボビー・ショート / ノー・ストリングス(世界初CD化作品) / WPCR-27935 / CD / 952円+税
「ノー・ストリングス」は62年に上演されたブロードウェイのヒット・ミュージカル。
このミュージカルのためにリチャード・ロジャースが書いたナンバーを、
クリス・コナー、ラヴァーン・ベイカー、ボビー・ショートが歌い、ハービー・マンが演奏する。
クリスが歌う〈ザ・スウィーテスト・サウンズ〉は、ミュージカル中でももっとも有名な1曲。
スタイルや唱法を超えた、楽しいジャズ版ミュージカル・アルバムになっている。






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